ラボ、開きます!!
ついに来週から研究所が再び開くことになり、実験も可能となった。
なかなかワーキングフロムホームに飽きていたところだったのでちょうどよかった、嬉しい!!
研究の方はというと非常にゆっくり進んでいるといったところだ。
プロポーサルをまだ書いているのだが Literature Reviewがなかなかどうも難しい。
改めて自分がしっかりと理解していなかったことが浮き彫りになったりもした。非常に勉強になっているが、進行が遅い。
まあまあ形になってきたが、いいストーリーになっていなかったり浅すぎる箇所があるのでまだまだ修正が必要だ。
この自宅軟禁中に、プロポーサルやthesisの執筆を進めていたが、ようやく自分の書き方スタイルが身についてきた感がある。ボスに最初「クソクソクソ&クソ」とこき下ろされたが(何がどうクソなのかしっかりフィードバックはもらっていた)、最近はクソと言われなくなった。成長しているのかボスが諦めたのか定かではないが。。。
誰のためにもならないが僕のレビューの執筆スタイルを書き留めておく。
1、目次をかく。
各セクションとサブセクションを書き出し、全体の構成を練る。
2、とにかく書く。
文法を気にせずとにかく自分の脳味噌の中にあるものを書き出す。
この時、論文を調べたりはしない。とにかく自分の言葉で自分の知っていることを書きまくる。この時、不確かな知識があってもとにかくそれを書く。自分自身にコメントを残し、論文をあとで調べれるようにする。
3、全体のストーリーを見直す
先ほど書きまくった文章を参考に全体を俯瞰で見る。
この時、最初に設定した目次よりも良いストーリーになりそうな目次を思いつくことが多く、セクションの構成を再び考えることが多い。
4、論文を参考にしながら書く。
2で曖昧さを残していた箇所をしっかりと調べ直し、論文を参考にしながら書き直す。この時、英語の文法や言い回しはまだ練らない。thereforeが何回も続いたりしても気にしない。そこは本質じゃない。
5、全体のストーリーを見直す
全体のストーリーはこまめに見直す。ここで、ストーリー構成を変えることもあるし、新しいセクションやサブセクションを追加することもある。その際は2のとにかく書く、に戻る。
6、文法や言い回しを検討していく
ここにきてやっと英語の手直しをする。
といった具合だ。2の「とにかく書く」が一番難しいパートだ。自分が書いているものが嫌いになってきたり、自分の無知に直面して嫌になることがあるが書き続けるしかない。結果、大半を消すことになることもしばしばある。
セクションごと仕上げていく、ということはしないことにした。それは、全体のストーリーを見失ったり、関係ないものについて言及したり、関係あるものを見過ごしたりしてしまうからだ。全体を満遍なく仕上げていくイメージだ。
全貌が見えてきてはじめて、細かい箇所に注力することにしている。
そういえば、ニューヨークでルームメイトだった同じPhDプログラムの友人とコラボレーションを開始した。
彼と彼のボスと僕と僕のボスの4人チームだ。
これは、彼が開発した新たなツールをいろいろな分野に応用したい、というのが発端だ。
そこで、ハードウェアとソフトウェアに精通していて、彼らの応用したい分野の研究をしている僕らに白羽の矢が立った。
彼らが僕らの技術や経験や知識を信頼してくれているからこそ頼まれたと思っているので(なぜなら彼らの研究所でも同分野の研究は他グループが行っているから)、しっかりと役目を果たしたいと思う。
こちらからもたくさん提案をして、どんな感じの研究ができるか議論したが、かなり面白くなりそうだ。
30分で予定していたミーティングが気づいたら2時間になっていた笑
書き物ばかりで進捗があまり出ない5月だったが、6月からは研究所も開くし、プロポーサル提出もあるし、共同研究もあるので、ガンガン飛ばしていきたいと思う。
ただ、昨年夏から日本に帰れていないし、年末年始もろくに休暇が取れなかったし、オーストラリアは9月まで開国しないらしいので、日本に帰る休暇が取れないのはなかなか辛い。
マイノリティとして生きることは大変だなあと思った。