week 60 ~アカデミアとエンジニアとサイエンス~
久しぶりの更新!
勉強に研究にスポーツにテレビゲームに充実の毎日を過ごしてます。
僕は将来的にアカデミアに残りたいなあとぼんやり考えている。
現専攻がBiomedical Engineeringなため、企業就職という道もおおいにあるだろうけど今のところはアカデミアって感じだ。
何故なら、なんかカッコイイから。
そんな僕の趣味は日本の大学の求人を見ることだ。
(日本が好きだから日本でテニュアをとりたいと思っている)
今すぐアプライするわけではないが母校の求人は割とチェックしている。
そこでいつも
「う〜ん、クソ!」
と思ってしまう。
LinkedInを英語で運営して自分の大学をアピールするよりもまず先にすべき事があるのではないのだろうかと思ってしまう。
何故未だに応募が郵便なのか。
これが本当に意味がわからない。
海外の応募者にも郵便を課していたりするからウケる。
誰がアプライすんねん。
さらに、ホームページとかではやたらグローバルとか国際交流という言葉が一人歩きしている。
グローバルな大学院の求人が郵送のみ受け付けるとはエッジが効いてておもろい。
LikedInでええやん!って思ってもらえても応募のページに飛んで
「郵便で送ってね^^」
とか書いてたらそっ閉じやろ。
しかも面接するけど自己負担で来てねとか。
スカイプじゃあかんのかい。
僕の所属している大学院や周りはcandidateは大学側がお金を払って面接に来てもらっているケースも多い。
もちろん上のポジションになるほど。
しかも郵便応募の際に
「自分の論文プリントアウトして同封してね!」
とか書いてたりもする。
プリンタ持ってないのかな?
最近見つけた中でマジやべえと思ったのは
「業績データを入れたUSBまたはCDーRを同封して送ってください」
ってやつ。
そこまでするならメールじゃあかんのか。
もうすぐ2020年やで。
プロセスの中にいないから分からないけど、応募方法を従来の郵便から電子メールに変えるのってそんなに大変なのかな。
めちゃくちゃ簡単そうだしみんなにメリットありそうだけど。
内部から愚かで強い力が働いているとしか思えない。
また、給与も明記されていないケースが多い(これは海外もそういう場合は意外と多い)。
問題はめちゃくちゃ安いって事だろう。
別に金のために研究してるわけではないけど、もう少し待遇は良くてもいいと思う。
「好きで研究してるんでしょ?」
と思うかもしれないが、また、それは紛れも無い事実だが、基礎研究の研究成果を享受するのは国民全員だ。
だからもう少し待遇が良くなってもいいのになあと思った。
僕の場合、PhD取れるかどうか、ポスドク先見つかるかどうか、日本での就職先見つかるかどうか、等々、不確定要素が多く、さらに、まだまだ先の話なので、このようなことを心配する立場にないかもしれないが。
また、僕がここで言ってることは多分誰かが同じことを数年前から言っているはず。
それでも何も変わらないのなら、僕自身は今のその体制を変える努力をしないだろう。
現状が嫌なら3つのアクションを取る事ができる。
1. その嫌な現状を変える努力をする
2. 自分がその嫌な現状に適応するようにする
3. そこから逃げる
まず僕は1のアクションは取らないだろう。一番エネルギーが必要だから。
2のアクションを頑張ってとってみて、それでもう〜んなら逃げるだろう。
とか色々クソどうでもいいことを考えていた。
最近、自分のことを
エンジニア寄りの科学者
と定義したいと思い始めた。言語化することによって進むべき道がぼんやりだが見えてきた気がする。
いわゆる
実験物理学者
的な感じかもしれない。
また、自分の分野ではマシンラーニングが空前絶後の大ブームだ。
研究所でも新しくMLのセミナーシリーズが始まるなどしている。
正直自分はそこまで心を惹かれないし、自分の研究のメインに据えたいとは思わない。
かなり言語化が難しいが、自分はあくまでサイエンスをしていたいと思う。
なんというか、かなり個人的な主観だが、自分でデータを取りに行かないのはサイエンスをしてる感じがしない。
なので僕は
確かめたい現象、解き明かしたい現象
を解明するための測定装置等の開発を自分で行い、検証していく
的な方向性でいけたらと思う。
別にエンジニアリングやMLをディスってるわけじゃ無い。
なんなら研究者より稼げるしいいなあとも思ったりも割とする。
僕は自分がおもろいと思うサイエンスをしていたいと思う。
それだけ。
日本の求人のいらぬ心配をする前にもっともっと精進します!
最近やっといろんな雑用から解放されたので研究がとても進んで楽しい!